ジャワの伝統的ハーブ飲料 ジャムー JAMU
「JAMU」という言葉は、古いジャワ語のJampi/Usodoに由来。
薬草を使った治療や祈りのことを意味する言葉。
インドネシア人の健康維持をするために日常的に飲まれいる飲料です。
一般的に、日が暮れたころから、道端の屋台でジャムーを売る人、背負って歩きながら売る人がでてきます。
朝の市場にも、たいていジャムゥ売りがいます。
のどが痛い、寒気がする、生理痛がひどい、体力がない、などその日の症状に合わせて調合してくれるが、ポピュラーなものは以下のもの。
- Kunit Asam/Kunir Asam (クニット・アサム/クニール・アサム)
ウコンとタマリンドベース
抗炎作用があり、血流をよくするので、生理痛の時によく飲まれている - Beras Kencur(ブラス・クンチュール)
バンウコンとお米ベース
食欲不振、喉の痛み、痰に効く - Cabe Puyang(チャベ・プヤン)
疲労回復、痛み止め - Pahitan(パヒタン)
抗アレルギー、かゆみなど - Uyup Uyup
母乳の出をよくする - Temulawak(トゥムラワッ)
クスリウコンベース
抗菌、抗炎、抗酸化作用
屋台や市場は、衛生的に心配・・・な方には、お勧めのジョグジャのジャムー店2軒をご紹介。
ジャムー・ギンガン Jamu Ginggang
ジョグジャカルタのもう一つの王宮、パクアラマン王宮近くに立地するこの老舗ジャムー店。
日本のテレビ取材を受けたこともあるそう。
パクアラマン王宮でジャムー係として王に仕えていたBilowo氏が1950年、王の許可を得て創業。
現在5代目。王宮のレシピを守りながら営業している。
ジャムー・ルグ・ムルニ Jamu Jawa Tradisional Lugu Murni
1953年創業。
一般的な生薬であるジャムーのほかに、煎じて飲むJamu Godok(ジャムー・ゴドッ)も販売している。