ジョグジャカルタの郷土料理Gudeg(グドゥッ)は、若いジャックフルーツをココナッツミルク、ヤシ砂糖、スパイスと一緒にじっくり、甘く煮込んだ料理です。
唐辛子の効いた牛皮のサンバル・クレチェッ(Sambal Krecek)とお好みで鶏肉、豆腐、テンペを加えて食べます。
グドゥッには、汁気のないGudeg Kering(グドゥッ・クリン)と汁気のある Gudeg Basah(グドゥッ・バサ)の2種類あります。
Gudeg Kering(グドゥッ・クリン)
ジョグジャカルタ市内中心部にあるウィジラン通り/Jalan Wijilanにはグドゥッ・クリンのお店が数多く並びます。
ただ、甘さが強い傾向にあり、ジャワ人以外のインドネシア人も苦手という方も多いです。
おかずとごはんを全部混ぜて食べたほうが、甘さと辛さが和らいでおいしくいただけます。
グドゥッ・クリンは、お土産向けに日持ちのする缶詰でも販売されています。
Gudeg Yu Djum グドゥッ・ユ・ジュム
グドゥッ・クリンで一番有名なお店。
グドゥッ村 ウィジラン通り(Jalan Wijilan)の他、空港、駅の近く、マリオボロから近いDagen通りなどジョグジャカルタにたくさん店舗を出しています。
Gudeg Basah(グドゥッ・バサ)
グドゥッ・バサは、朝ご飯として食べられることが多く、朝道端で売っていることが多いです。
朝の屋台では、白ご飯とおかゆが選べるところもあります。
以下3店が有名です。
Gudeg Sagan グドゥッ・サガン
グドゥッ・バサで旅行者が一番行きやすい店。
ここのお店のグドゥッは、ジャワ料理らしい甘めの味付け。
朝から夜まで開いているのもポイント高いです。
Wates通りにも支店あり。
Gudeg Mbok Lindu グドゥッ・ンボ・リンドゥ
ネットフリックスのドキュメンタリー「ストリートグルメを求めて」で紹介された有名店。
映像に映っていたおばあちゃんは亡くなっており、お子さんたちがレシピを引き継いで営業されています。
有名になりすぎて、週末、連休の早朝6:00くらいから長蛇の列。
平日も通勤通学前は並ぶことはあるが持ち帰りが多いので、案外捌けるのも早いようです。
平日8時くらいが狙い目。午前のみの営業。
ジョグジャカルタでは珍しく、飲み物は、水、ジャワティー(砂糖なし)は無料でセルフサービス。
ここのグドゥッは、甘さ控えめ、どちらかというと塩味の効いたグドゥッ。
マリオボロ通りすぐ近くなので、ホテルが近い人は早朝にチャレンジしてみても。
Gudek Mbok Lindu
Gudek Mbok Lindu
Gudeg Pawon グドゥッ・パウォン
隠れた老舗名店。
住宅街の中でひっそり店を構えており、昔は、深夜しか営業していなかった店。
今は日暮れ頃から営業するようになったので、少し行きやすくなりました。
旅行者にはやや難易度が高い立地と営業時間ですが、一番ここのグドゥッが私は好きです。
地元民ほか、何度もジョグジャカルタ旅行をしている国内旅行者には名が知れているので、こんな立地でも、週末は並ぶことが多いです。
行くなら開店開始くらいの時間が並ばなくて済みます。