ジョグジャの伝統布 バティック&ルリック

バティック(ろうけつ染め/ジャワ更紗)

バティック ジャワ更紗

Batik

バティック(ろうけつ染め)はインドネシアの伝統的な染色工芸。
2009年には、世界無形文化遺産に認定された。
インドネシアでもジャワ島が産地の中心で、ジョグジャカルタは王宮にちなんだ柄が特徴。
cap(チャップ)と呼ばれる押し型を使ったもの、tulis(トゥリス)と呼ばれる手書きのものなどがある。
旅行者には、バティック体験なども人気。

ジョグジャカルタ市内のJl Tirtodipuran通りには、老舗工房があり、制作過程の見学やバティック体験ができる。
ジョグジャカルタ郊外のイモギリのGiriloyo村もバティックの産地。
2023年6月に天皇陛下がボロブドゥールでお召になっていたwahyu tumurun柄のバティックは、ここのもの。

ソロはカウマン地区、ラウェヤン地区にバティック工房やショップが建ち並ぶ。

博物館は、ソロのダナルハディバティック博物館が見ごたえあり。

ムラピ山の麓の避暑地カリウランにある”王宮の女性”にテーマを絞ったウレンセンタル博物館にも貴重なバティックコレクションあり。

ジョグジャカルタ市内にもマイナーで閑散としてはいるものの、個人のコレクションを展示したバティック博物館あり。
マイナーながらも古い貴重なコレクションが展示されている。
バティックマニアにはおススメ。

ルリック Lurik

ジョグジャカルタの縦縞手織り織物。ジョグジャカルタの伝統服、男性の上着Surjanなどに使われている織物。
今、現代風の色合いやデザインの洋服に仕立てられたものが、インドネシア人の間で流行っている。
ジョグジャカルタでは、市内にあるKurniaという工房が老舗。
幅は70CMと110CMの2種類。

王宮では、現在でも位や行事によって、柄が細かく決まっている。