アファンディ・コエソエマ/Affandi Koesoema(1907~1990)
チレボン生まれ、ジャカルタ、バンドゥン、バリ島ウブド、インド、欧米での生活を経て、晩年はジョグジャカルタで過ごしたインドネシア近代絵画の巨匠。
自身が設計したジョグジャカルタの住居が現在、美術館となっています。
Gallery1は、アファンディの初期~晩年までの作品のほか、彼の愛用していた自転車、愛車などを展示。
筆を使わず、油彩絵の具をチューブから直接キャンバスに描いている作品は、実際に見ると立体的で迫力があります。
Gallery2は、他のアーティストの作品を展示できるスペースとなっており、イベントがないときは、アファンディの作品が展示されています。私が見学した時は、アファンディがインド、欧米滞在時の作品や所持品などが展示されていました。
Gallery 1 と2の間には、お墓があり、アファンディ氏とマリヤティ夫人が並んで眠っています。
Gallery3は、妻のマルヤティ・アファンディ、娘のカルティカ・アファンディなどアファンディの家族の作品を展示。
現在1階がカフェになっている建物の2階部分はかつてのアファンディの住居。
この建物の屋根はバナナの葉のような形をしたユニークな建造物。
幼少期に天然痘にかかり、バナナの葉を布団替わりに巻いて寝たことで、命が助かった経験から、この住居を建てる際、家族を守るとしてデザインされている。
カフェの近くにあるカラフルな建物は、妻のマリヤティさんの要望でアファンディ氏が作ったもの。
欧米の旅行で見たキャラバン(移動住宅)に関心があったアファンディ氏が、当時キャラバンの輸入が困難だったために、伝統的な牛車の形で制作。
マリヤティさんのプライベートルームとして、生前はベッド、テレビ、キッチン、バスルームなども完備していたそう。
現在は、お祈り部屋として利用されています。
営業時間
月~土 09:00~16:00
日・祝 休館
入場料
Rp100,000(ソフトドリンクとお土産つき)
カメラ(スマホ含む)撮影料 Rp20,000