コタグデ観光ガイド|歴史と銀細工の街を歩く

ジョグジャカルタ観光スポット案内コタグデ ジョグジャカルタ市内

コタグデは、16世紀後半から17世紀前半にかけてマタラム王国の首都として栄えた歴史ある街です。
ジョグジャカルタに遷都されるまでは、この地が都でした。
細い路地歴史的価値の高い伝統家屋(Rumah Pesik/Omah・UGM/Between Two Gatesなど)が点在し、街歩き好きにはたまらない魅力があります。
銀細工の産地としても有名で、大通りには製作工程を見学できる工房やショップが並び、観光客で賑わいます。シルバー細工の体験もできるので、旅の思い出作りにもおすすめです。

ジョグジャカルタ・コタグデ観光マップ

シルバー細工 | Silver Crafts

コタグデは、16〜17世紀にマタラム・イスラム王国の都として栄えた歴史ある街で、今もジャワ伝統のシルバー細工が受け継がれています。
もともと銀細工師は王宮に仕える職人で、宮廷用の装飾品や日用品を制作していました。王都が移った後も多くの職人がコタグデに残り、代々技術を守り続けています。

現在では、町中にシルバー工房やギャラリーが点在し、精緻な装飾のアクセサリーや工芸品を見学・購入できます。熟練職人の手仕事を間近で見られる工房見学は、コタグデ観光の大きな魅力のひとつです。

おすすめのシルバーショップ

ANSOR’S SILVER
住所Jl. Tegal Gendu No.28, Prenggan, Kec. Kotagede, Kota Yogyakarta
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電話番号+62-274-373266
営業時間09:00-17:00
HS SILVER
住所Jl. Mondorakan No.1, Prenggan, Kec. Kotagede, Kota Yogyakarta
📍Google Map
電話番号+62-274-375107
営業時間09:00-17:00

コタグデ・グデ・モスク | Masjid Gedhe Mataram Kotagede

マスジッド・グデ・マタラム・コタグデは、ジョグジャカルタで最も古いモスクのひとつで、建設はおよそ1575年と伝えられています。
モスクといえば玉ねぎ型の丸い屋根を思い浮かべる方も多いですが、このモスクはジャワ伝統建築「リマサン」様式の木造建物で、重なり合う三層の屋根が特徴です。
内部は木のぬくもりが感じられ、繊細な彫刻や歴史を物語る装飾が残っています。
マタラム王国時代に建立され、現在も礼拝の場として大切に使われており、周囲には王族の墓所もあります。
静かな雰囲気の中で、古都コタグデの歴史と信仰文化を感じられるスポットです。

住所Sayangan, Jagalan, Kec. Banguntapan, Kabupaten Bantul
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コタグデ・モスク

王家の陵墓 | Makam Raja-Raja Mataram Kotagede

コタグデの王家の陵墓は、グデ・モスクのすぐそばにあるマタラム王家の墓所です。
参拝にはイモギリ王家陵墓と同様に、ジャワの伝統衣装に着替え、裸足で入場する必要があります(衣装は有料で貸出あり)。
お墓が閉まっている日でも、伝統衣装を借りて歴史ある門や外観を背景に写真撮影を楽しむことができます。

参拝できる日時は下記の通り

  • 日 10:00-17:00
  • 月 10:00-13:00
  • 木 10:00-13:00
  • 金 13:00-16:00
住所Jl. Masjid Besar Mataram, Sayangan, Jagalan, Banguntapan, Bantul
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マタラムの王家の墓
王家の墓

オマ・ウーゲーエム | OMAH UGM

オマ・ウーゲーエムは、1950年代に建てられたジャワ伝統家屋で、コタゲデの住宅地の奥にひっそりと佇む文化遺産です。
2006年の地震で大きな被害を受けましたが、その後ガジャマダ大学が買い取り、地域の文化と歴史を守る拠点として修復・保存されました。
ジャワ伝統建築の美しい意匠やアンティーク家具、趣ある装飾が随所に見られ、落ち着いた雰囲気の中で往時の暮らしを感じられます。
細い路地にあるため、近くの駐車場から歩いて訪れる必要があります。
見学は、貸切予約や家を管理している人が不在の時もあるので、事前予約していったほうが安心です。
現在も大学の講義や研究に利用されており、入場料はチップ制。
静かに見学できる、コタゲデの隠れた名所です。

住所Bodon, Jagalan, Kec. Kotagede, Kota Yogyakarta
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電話番号+62-81-6521-879

コタグデ博物館 | Museum Kota Gede Intro Living Museum

コタグデ博物館は、かつてマタラム王国の首都として栄えたコタグデの文化・伝統・歴史を学べる施設です。
建物は、ジョグジャカルタの重要文化財にも指定されている「ルマ・カラン(Rumah Kalang)」で、かつて金細工師として名を馳せたカラン族のBH・ヌエリヤ氏の邸宅でした。
1931年に建設が始まり、1938年に完成したと考えられています。
館内では、コタグデの暮らしや職人文化、歴史的資料などを展示。
2021年に博物館として一般公開され、歴史ある邸宅そのものの美しさも見どころのひとつです。

住所Jl. Tegal Gendu No.20, Prenggan, Kec. Kotagede, Kota Yogyakarta
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開館時間【予約制】
火水木 08:00-15:30
金   08:00-14:00
土日 08:30-15:30
定休日月・祝
入場料無料

ビットウィーン・トゥー・ゲーツ | Between Two Gates

「ビトウィーン・トゥー・ゲーツ(Between Two Gates)」は、二つの門に挟まれた細い路地沿いに、ジャワ伝統家屋が美しく並ぶ情緒あるエリアです。
ダレム(母屋)やペンダポ(来客用の開放的な建物)を備えた家々は昔ながらの姿を今も保ち、まるで“生きた博物館”のよう。
家々は南北に向かい合って並び、その間を幅1〜2メートルほどの狭い路地が隔てています。
特筆すべきは、向かい合う家々が同一人物の所有で、母屋は北側にあり南向きに建てられていることです。
この路地は住民同士や訪れる人々が自然に挨拶や会話を交わす交流の場となっており、私有地でありながら一般にも開放されているため、訪れる人は地元の暮らしに溶け込むような感覚を味わえるのが魅力です。
コタグデの王家の陵墓からも近いため、併せて見学するのがおすすめです。
ただし、現在も生活している住民がいるため、見学の際は静かに、敬意を払って歩くよう心がけましょう。

住所Jl. Masjid Besar No.905, Purbayan, Kec. Kotagede, Kota Yogyakarta
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ダレム・ナタン・ロイヤル・ヘリテージ | Ndalem Natan Royal Heritage

1852年に建てられたカラン族の邸宅で、ジョグジャカルタの文化遺産に登録されています。
2006年の地震で一度崩壊しましたが、現オーナーが5年の歳月をかけて丁寧に復元しました。
現在は宿泊施設として利用されるほか、敷地内にはブックショップ、アートギャラリー、カフェ、ショップが併設され、訪れる人々を迎えています。
邸宅内部を見学できる「ミュージアムツアー」(Rp50,000・ドリンク付き)は、案内スタッフがいるときのみ催行され、歴史ある邸宅の魅力を間近に感じることができます。

住所Jl. Mondorakan No.5, Prenggan, Kec. Kotagede
Kota Yogyakarta 📍Google Map
電話番号+62-274-2840240

ワルン・ボト | Situs Pesanggrahan Rejawinangun

かつてジョグジャカルタ王宮一族の保養所として使われていた歴史的建物です。
スルタン・ハメンクブウォノ1世の時代に建設が始まり、2世(1800年代)の時代に完成しました。
長い間廃墟のような状態でしたが、2015年から一部の修復が行われ、現在ではインドネシア人観光客に人気のフォトスポットとして知られています。
レンガ造りの壁や水浴場跡など、歴史を感じさせる独特の雰囲気が魅力です。

住所Jl. Veteran No.77, Warungboto, Kec. Umbulharjo, Kota Yogyakarta
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開館時間08:00-17:00
入場料無料
ジョグジャカルタ観光地ワルンボト
ワルンボト

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